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ディレクトリリスト

ディレクトリ中のファイルやサブディレクトリを自動的にリスト表示してくれる機能の動作を変更します。

目次


ディレクトリリストを表示させない/させる

ディレクトリリストは便利な機能ではありますが、あまりリストを見せたくない、むしろ隠したい時もあります(よね?)。

リストさせないためにダミーのindexファイルをアップロードしている人もいます。しかし.htaccessが使用できる場合、Optionsを指定することで簡単に解決できます。(サーバ側の設定でOptionsの使用が許可されている必要があります。)

Options [+|-]オプション [+|-]オプション ...
Options -Indexes

たったこれだけ、簡単です。もし、局所的にディレクトリリストを使いたい場所があったら、そこの.htaccessファイルに、-の代わりに+を使って、

Options +Indexes

と書き込みます。これでそのディレクトリ以下に対してはリスト表示されるようになります。逆に一部でディレクトリリストを表示させないようにすることもできますね。

indexファイル(ディレクトリインデックス)が無く、ディレクトリリストの表示が禁止されたディレクトリを表示させようとすると、403 Forbiddenエラーになります。

これより後では、ディレクトリリストを使用する場合の見栄えの変更を行います。アイコンなどを表示するにはFancyIndexingが有効になっている必要があります。

IndexOptions +FancyIndexing       Apache 1.3.3以降
IndexOptions FancyIndexing
FancyIndexing on                  非推奨
IndexOptions [+|-]オプション [+|-]オプション ... (+,-はApache 1.3.3以降から)

但しFancyIndexingはサーバに少し負担が掛かるので、必要が無いならoffにするのもいいかもしれません。

IndexOptions -FancyIndexing       Apache 1.3.3以降
FancyIndexing off                 非推奨

ファイルアイコンを追加・変更する

ディレクトリリストは表示したものの、ファイルアイコンがのものもあるのではないでしょうか。これでは寂しいので、アイコンを付けましょう。標準のアイコンが気に入らない場合も置き換えることができます。

AddIcon アイコンの(相対)URL ファイル名 [ファイル名 [...]]
AddIcon (代替テキスト,アイコンの(相対)URL) ファイル名 [ファイル名 [...]]
AddIconByType アイコンの(相対)URL MIMEタイプ [MIMEタイプ [...]]
AddIconByType (代替テキスト,アイコンの(相対)URL) MIMEタイプ [MIMEタイプ [...]]
DefaultIcon 標準アイコンの(相対)URL
代替テキスト
代替テキストは画像を表示できないブラウザのために指定します(imgタグのalt属性に使用されます)。
ファイル名
対象とするファイルを拡張子,完全なファイル名やファイルパス,ワイルドカードで指定します。
ファイル名を^^DIRECTORY^^とすることで全てのディレクトリを対象にできます。^^BLANKICON^^でヘッダのアイコン列部分の画像も指定できます。
AddIconAddIconByTypeに該当するものが複数あるようなファイルは最初に見つかったものが使用されるようです。そのため優先順位の高いものから指定する必要があります。
AddIcon /icons/directory.png ^^DIRECTORY^^
AddIcon (LHA,/icons/lzh.png) .lzh    AddIconByTypeが望ましい
AddIconByType (LHA,/icons/lzh.png) application/x-lha-compressed
AddIconByType (LHA,/icons/image.png) image/*
AddIcon /icons/special.png /user/www/files/special.file

代替テキストのみ指定することもできます。

AddAlt "代替テキスト" ファイル名 [ファイル名 [...]]
AddAltByType "代替テキスト" MIMEタイプ [MIMEタイプ [...]]

リスト表示する情報を制御する

表示されたディレクトリリストをよく見てみるとDescriptionという項目があるのに気付いたでしょうか。ファイルに関する短い説明書きを付け加えることができます。

AddDescription "説明書き" ファイル名 [ファイル名 [...]]
説明書き
ダブルクオーテーション(")で括ります。標準では23バイトまで表示されます。
ファイル名
対象とするファイルを拡張子,完全なファイル名やファイルパス,ワイルドカードで指定します。スペースに続けて複数の名前を指定することも可能です。

文字数が足りない場合は表示項目を減らしたり表示幅を増やすことで対処できます。

IndexOptions +DescriptionWidth=n       +や-はApache 1.3.3以降、DescriptionWidthは1.3.10以降
IndexOptions +NameWidth=n
IndexOptions +SuppressLastModified +SuppressSize +SuppressDescription
Suppress*
その項目(SuppressLastModifiedなら修正日)を隠します。隠した分だけ説明書き(Description)の幅が増えることになります。
n
幅(表示可能な文字数)を整数で指定します。アスタリスク(*)にすることでその項目(NameWidthならファイル名)の一番長いものにあわせることができます。

アイコンに使われるimgタグのwidth, height属性を指定することでアイコンの幅と高さを固定することもできます。

IndexOptions +IconWidth=n +IconHeight=n

IconWidthとIconHeightは両方指定する必要があります。片方だけでは有効になりません。

標準ではアイコンの部分はただの画像ですが、オプションを指定すればアイコンもアンカーに含めることができます。

IndexOptions +IconsAreLinks
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